アイナ・ジ・エンドは歌よりダンスより人間性が神だった…。
2023年6月29日に解散したBiSHのメンバー「アイナ・ジ・エンド」さん。私の推しです。
テレビで椎名林檎さんのカバーを聞いて歌声のファンになり、色々とリサーチ。
歌声も魅力的ですが、実はダンスが得意で、BiSHの振り付けもほとんどをアイナさんが考えていると知って驚きました。
それを知って余計に興味が湧き、YouTubeやBiSHのDVDなどでいろんな映像を見てきました。
歌やダンスがすごいアイナさんですが、私が完全に「推す」と決めたのは、彼女の言葉でした。
BiSHではライブの最後にメンバーが一人一人話す時間があり、「私(BiSH)は圧倒的な存在になりたい」など応援したくなる言葉がたくさんあります。
そんな中、私が特に感動したのは、アイナ・ジ・エンドさんの1stソロツアー「 THE END」でのMC。以下はその一節です。
「上京して、夢に溢れてて、いろんな人のバックダンサーをして生きていたり、曲を作って路上ライブをしたり。お客さんが2人のライブハウスとか…お客さんが0人で音響さんしかいなくて…PAさんが頑張って盛り上げてくれるようなライブハウスでやってました。すごい楽しかったし、一生懸命生きてる気がしてました。でも、ずっと続けていくうちに、「何をしているんだろう自分は…誰も聞いていなこんな隅っこで、何をやっているんだろう…」って思って、自暴自棄になっていました。それまで、CDを作って、手売りで300円とかで売ってたんですけど、全部捨てて…。17時になるとね、街にチャイムが鳴るんですけど、そのチャイムが鳴るまで家から出られずにずっと泣いてて。もう大阪にも帰れないし、生きてても意味ないなぁとか思ってたんですけど。BiSHに拾ってもらって。BiSHのメンバーのおかげで今の私がいます。本当にありがとう。それにね、あなたたち。私はあんまり「可愛い」って言われて育ってこなかったんですけど、もう多分、一生分の可愛いを言ってもらいました。生まれてきてよかったなぁって、あんとき死なんくてよかったなぁって思います。」
歌もダンスもうまくて本当に尊敬する要素の多い人なのに、つい数年前まで路上で誰にも注目されず、精神的にも病んでいたなんて想像できませんでした。
そんな苦しい思いをしたからこそ、BiSHへの感謝や人への優しさを持っているんだなぁと思ったら、もう彼女の人間性が大好きすぎて涙が止まりませんでした。
声も歌もダンスも、大阪人ゆえのユーモアも魅力的なアイナさんですが、その真の魅力は彼女の人間性にあると思います。
BiSHが好きでアイナさん推しの方で、まだソロライブの「THE END」を見ていない方はぜひチェックしてみてください。
こちらのライブ映像は、2ndアルバム「THE ZOMBIE」のDVD版またはBlu-ray版に収録されています。
今よりもっとアイナ・ジ・エンドを知って、もっと好きになると思います。